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Here I Am

there he is

there he is_c0019000_23254454.jpg最近の格闘技のニュースに「坂口憲二の兄が総合白星デビュー!」「世界の荒鷲・坂口征二の長男、初総合に勝利を飾る」なんて記事があったんですが、彼が何故総合格闘家になったかと言うと、「世界の荒鷲」として有名なプロレスラーだった父と、俳優として活躍し続ける弟との間に挟まれ、どこに行っても「長男」「兄」という代名詞が名前よりも先行してた世間の中で「坂口征夫」個人としてのアイデンティティの確立をしたかったのが一つの理由であるらしいです。そうなると「誰々の長男、誰々の兄」というようなこのニュースの見出しは彼にとっては酷なもので、しかしその一方大衆に受け入れられるには仕方が無いものなのかなとも思います。
つかみ所のない文章ですが、ふと感じた事で。

僕も初めてアイオワに行った当時はよく「トモ(兄)の弟」と言われていました。これがなかなか悔しいというか、もどかしいもので、必死に自分の名前を言っていたのを覚えています。高ぶるわけでもなく、ただ、「自分」という存在を周りに認めてもらいたいわけです。

極端に言えば、骨を断ち肉を切る、文字通り命を懸けて戦う総合格闘技。現在33歳、サラリーマンを辞め、格闘家デビューには少し遅い年齢。そんな中で頑張ろうとする坂口征夫選手。自らのアイデンティティを勝ち取る為に必死に挑戦する、そんな彼の姿が凄く格好良い。試合に勝利した後、凄く良い顔をしていました。これからも頑張ってほしい。応援してます。

by kirk_gleam | 2006-09-18 23:44 | タカ派
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