Here I Am

KIA IRAQ

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家路に向かうバスの中から、いつも必ず目をやってしまう光景があります。それが上の写真にある看板です。無学な僕は、初めて見た時は何の事だか解らず、KIAという韓国製の車の、IRAQでの販売記録だと、大それた勘違いをしていました。
KIAとは「Killed In Action」の略語で、「殉職」の事を差しているのを知った時、その数字が表してる意味を知りました。日々増え続けているその数字は、車の売り上げ台数などではなく、一人一人の米兵の命が消えていく悲しい証でした。
ここアメリカや、日本でも、平和の中で普段を歩んでる多くの人は、僕も含めて、「自分には関係のない事」と、現在のイラク情勢など知るよしもありません。この写真は先週に撮った物で、今日見た時は2280でした。もちろんこれは米兵だけの数字で、イラク人、多国籍、その他一般の人々の死は不詳ですが、それを上回るだろう事を想像できます。戦争が終わった今も「争い」があり、生々しい「死」も、相変わらずそこにある事を、この看板を見る度に思い知らされます。一週間で2267から2280へ、単純計算すると一日に約2人亡くなったという事です。その二人がもしもあなたの家族、または友人や知人だとしたら、あなたはどう思うでしょうか?実際にその二人の為に一生悲しみに暮れていなければならない遺族や友人が何人もいる事でしょう。何気なく僕たちが生きてる「その瞬間」に尊い命を不意に失っている人達がいるのです。そして日々、銃火器の音を耳にし、恐怖の中で、生死の狭間をかい潜って必死に生きてる人々がいるという事を想像してみたら、自分の今までの無関心に深く反省させられました。


数字の上にあるマークは世界の宗教です。それぞれ、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンズー教、ユダヤ教を意味してるんだと思いますが、宗教に関係なく、何を信じていようが全ての人の生命が尊い物で、それらを決して忘れてはいけない事を、無関心になってはいけない事を、この家の看板が静かに主張しています。この場所を通る度に、いつも心が居た堪れない思いになり、人類が平和であるように祈らずにはいられません。
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by kirk_gleam | 2006-02-23 02:23 | ハト派
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